*時には、おんな探偵になってみる

ちょっとした気分転換、あなたは何をしていますか?

私の楽しみの一つは、読書。
ありきたりではありますが、
手軽に、今の自分とは違う世界に浸ってみることができますね~。

この前、読み終わって、すっかり探偵気分を味わっていたのは、こちら↓。
セプテンバー・ラプソディ (サラ・パレツキー著)

今回は、IT系に原子力も絡んでいるだけではなく、
さらに、第二次世界大戦中のオーストリアやイギリスの様子も出てくる壮大なストーリ。
文庫ですが、600ページ以上あります。
サラッとは読めませんが、日常生活を忘れて、おもいっきりヴィクの世界に浸れます。

調べてみたら、この私立探偵「 V・I・ウォーショースキー 」シリーズは、
1985年から出版されていました。
30年で16作!すごいですね。

あんまり古いので、新装版まで出ていました。
でも、それくらい人気ということですよね?
もしかして、ヴィクのファンの方がいたら、うれしいです。

元弁護士という設定なのに、
パワフルに活動して、事件に巻き込まれる、というより事件に入り込んでいくタイプ。
毎回、どこか怪我をします。
で、うまい具合に親友が女医さんだったして、助けてもらいながら、
事件の真相に突き進んでいきます。
おかげで、危なくてつきあいきれないと彼氏に去られたり。。

30年の間にヴィクも少しずつ年をとってきて、
途中で、もう年だし・・・と愚痴っぽくなったりした時期もありましたが、
最新作では、またまたすっかり元気。

このシリーズの面白いのは、
時代拝見がしっかりしていて、IT系が早くからストーリーに盛り込まれているところ。
その時代、時代ならではのITがらみの世相がアメリカの社会問題の中に反映されています。
刑務所にまで潜入捜査してしまい、暴行を受けたり。
けれど、小難しくもなく、そして、カラッと明るい。
「ウォーショースキー」という名字をちゃんと覚えてもらえなくて、
なんども言い返してみたりという小話も。

現実の仕事で、絡まった糸をどうやってほぐしていこう~?とアタマを悩ませている時、
ちょっと視点を変えて、違う世界に生きてみるのもいいもんですね。

まず最新作から読み始めて、過去のシリーズにさかのぼってもみるのもいいかもしれません。

よろしかったら、ぜひ!

  

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