*「私に売れないモノはない! 」
世界NO.1セールスマンにして、営業の神様とまでいわれている
ジョー・ジラードの著書のタイトルです。
あまりに断定的で、自信に満ち溢れているタイトルに、おもわず手にしてしまいました。
単行本で読みましたが、その後、新書版が出版されているようですね。
内容もまた、自信に満ち満ちて、ご自身のセールス制約のポイントを
こまごまと語ってくださっています。
その中で、印象深かったのは、次の2点。
まず、野球観戦に行って、その場で自分の名刺をまき散らす。
「自分の存在が知られていなかったら、誰も声をかけてくれない」
こんなエキセントリックなこと、
しかも、他人から見たらごみをまき散らしているようなことなど
真似したくないと思われる方も多いでしょう。
私もこのやり方はどうかと思います。
ただ、ジラードのこの姿勢があるからこそ、世界NO.1なんですね。
自分や会社や商品の存在を伝えるために、使える「機会」を活かす。
もう一つ、心に残ったジラードの言葉。
「まず種を蒔き、それから目が出るように水をやり、育て、刈り取る」
長期戦です。
農耕民族といわれている日本人にはぴったりの昔ながらの営業手法です。
それをアメリカ人が実践して、成功しているんですね。
良し悪しはおいておいて、名刺をまき散らすのもその一つ。
最近は、1週間でわかる成功法則(仮)などの
簡単スピーディな成功本があふれているせいか、
すぐに結果がでないとダメだと思う方が多いように思います。
けれど、どんなことにも
「種」を蒔かなければ、「実」を得ることはできないわけで、
おいしい野菜の種を蒔いたら、おいしい野菜ができることでしょう。
たとえば、
法人の需要が最近減っていますというご相談を受けることがありますが、
需要が出てくるように種を蒔いていますか?
ご自身やどなたかが営業にお伺いしているのでしょうか?
ちょっとそこまでと言って、おじゃましているでしょうか?
最近は入退出のセキュリティが厳しくなったといって、怖気づいてはいませんか?
「こんなに良いものをお客さまに伝えなければ申し訳ない」という記事を以前書きましたが、
どうぞ、その想いを強くして、営業に出かけましょう。
「暑中お見舞い」や「クリスマスカード」などで、ちょっとしたご挨拶をしてみましょう。
どうぞ「種」をまいてくださいね。
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オフィス ラスト・リゾート 松本 眞由美
(中小企業診断士・ITコーディネータ・医療経営士2級)
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