*銀行からどう見られているのか気になる?

中小企業診断士となって20年余。
いろいろな規模・業種の経営者の方にお目にかかってきました。

やはり一番弱いと思われるのは、数字です。

創業社長の場合は、ゼロから立ち上げていますので、
入出金からご自分でなさっている方も多いのですが、
社内にパワフルな経理担当者がいる、パワフルな顧問会計事務所がいる、となると、
経営者ご自身はどうしても数字を追わなくなるのではないでしょうか?

結果としていくら売れた、いくら利益があった等々。
または、先の投資にいくら費用がかかるか?
概略は把握されていても、
一年間の事業の成績書ともいえる決算書の中身を
しっかりと把握されている方にはなかなかおめにかかりません。

「さくっとわかる決算書の仕組み」とか、「ここだけはおさえた決算書」などなど
ポイントをおさえた本は数多く出版されていますが、
それで事足りるのは、新入社員だけ。

赤字で税金を払わなくてラッキーなんて、まさか思っていらっしゃらないと思いますが、
経営者なら、決算書の隅から隅までじっくりと目を通し、
顧問会計事務所に確認するくらいになっていただきたいもの。

今日ご紹介するのは、
ある銀行員の方が新人の行員の方向けに、
融資するための取引先の決算書の見方を説明するという設定で書かれた本です。

中小企業財務の見方超入門

勘定科目ごとの見方に加え、不良資産・粉飾等の見分け方まで書かれているのですが、
金融機関の方がどんなふうに決算書を見ているのか、参考になります。
(時々、書体がおどろおどろしくなります。。)

そんなところも楽しみながら、
自社の決算書と照合しながら読んでみることをおすすめします。

しかも、この本は一度読んで終わりではありません。
何度も繰り返し繰り返し、勘定科目で気になることが出てくるたびに読み直すといいですね。
融資を依頼する時にも、当然決算書を提出しますから、
そんな時にも見直しておきたいですね。

たかが数字と思われるかもしれませんが、
売上高は、会社へのお客さまからの支持率みたいなもの。
支持率アップのためにも、数字には強くなっておきたいですね。

また、ビジネスプランに手をあげたり、補助金の申請をしたり、といった場面でも
書類に決算書を添付することがあります。
どんなに素晴らしいアイデアを語っても、決算書が債務超過では、
そのアイデアの実現可能性まで疑問視されることでしょう。

なぜ、このような数字になったのか、
取引先金融機関に問われたら、即答できるようになりましょう。

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オフィス ラスト・リゾート  松本 眞由美
(中小企業診断士・ITコーディネータ・医療経営士2級)
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