*口を出し、金を出し、税金を払う喜び。

仕事柄、決算書や確定申告書類を拝見することが多いのですが、
日本の場合は法人税率が高いと言われている一方、
(税率は下がってきていますが)
けっこう税控除も多いということに、改めて気づきます。

そういった優遇措置をしっかり把握し、もれなく申告し、
節税に努める。
また赤字決算で、税の支払いを免除されることから、
そんな取り組みのおすすめ本が数多く出版されていますね。
Amazonあたりで検索してみると、その多さに驚きます。

それくらい会社経営は厳しいのだと思う方もいらっしゃることでしょう。

以前の記事で、
「店の赤字は罪悪」(倉本長治)という言葉を引用させていただきましたが、
Amazonの刺激的な節税本の数々に対抗すべく、再度ご紹介します。

「店の赤字は罪悪」(倉本長治)

また、すでにお読みの方もいらっしゃると思いますが、
日本の実業界の父といわれる「渋沢栄一」氏もまた
著書「論語と算盤」の中で、
「利潤と道徳の調和が経済人の理想」としています。

一人自分、自社のみが潤うのではなく、
利益を出し、納税することによって、地域や国が潤う。

しかも、納税していればこそ、
堂々と行政にも官公庁にも口も出せるというもの。

CSR(企業の社会的責任)という言葉が注目されて久しいのですが、
わざわざ取り上げるまでもなく、
利益を出し、納税することこそが最も基本的な社会的責任なんですよね。

自分の利益ではなく、国の利益の一端を為していると思えば、
気合も入りませんか?
そんな考えは重荷だなんて思わないでくださいね。

徳川家康も言っています。
「人の一生は重荷を負うて遠き道を行くがごとし。
 急ぐべからず。
 不自由を常と思えば不足なし。
 こころに望みおこらば困窮したる時を思い出すべし。
 堪忍は無事長久の基、いかりは敵と思え。
 勝つ事ばかり知りて、負くること知らざれば害その身にいたる。
 おのれを責めて人をせむるな。
 及ばざるは過ぎたるよりまされり。」

多少の重荷があったほうが、からだも会社も鍛えられると思いますが、
いかがでしょう?

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オフィス ラスト・リゾート  松本 眞由美
(中小企業診断士・ITコーディネータ・医療経営士2級)
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