*顧客の暮らしを「数」で知る

自社の商品やサービスが直接、消費者に届く場合はもちろん、
直接エンドユーザーとの取引はなくてもチェックしておきたいのが、
「家計調査年報」です。

総世帯の支出だけでなく、
勤労世帯と無職世帯別、地域別等での項目別支出が調査され、
公開されています。

今公開されているのは、ちょうど一年前のものなので、
消費税増税後の反応、どのような項目で買い控えが起きたかといった点について
公開されています。

統計調査は、あくまでもサンプルですし、後追いのものもありますので、
すべてを鵜呑みにはできないかもしれません。

けれど、自社のお客様の動向を把握していないより、
したほうが明らかに将来へのかじ取りに違いがでます。

たとえば、
「第1-2表 1世帯当たり1か月間の収入と支出(総世帯のうち勤労者世帯)」
http://www.e-stat.go.jp/SG1/estat/List.do?lid=000001135066
平成19年から平成25年の推移が出ています。
これを見ると、米類は年々減少し、果物も年々減少し、
さらに、酒類も年々減少・・・していない?

理美容関係の方は、
この不景気でお客さまの来店回数が減ったとよくおっしゃいます。
けれど、
上の統計を見る限り、理美容サービス費は減少していないんですね。
(平成19年から平成25年でわずか58円の増加なので、横ばい程度)

それでは、どうして自店に来ないんでしょう?

それとも、
自分の店の地域だけ減少しているのか?
あいにく、地域別時系列資料はないので、
自社で集計してもらいたいのですが、
こういった作業から、
お客さまの暮らしを読み取る習慣が付いていくと思います。

1か月あたり2,658円。年間で31,896円です。
一世帯あたりの支出金額ですので、
夫婦二人の場合も、親子4人の場合もあるかと思います。
いずれにしても、この程度の支出を、自店で獲得しているかどうか?
ぜひ!獲得してくださいね!

上の第1-2表を他にも見てみると、
野菜の支出は増加しているのに、大豆加工品の支出は減少しています。
最近チェックしたところでは、
大豆加工品は骨粗しょう症にはとても効果的なんですね。

知らないうちに圧迫骨折していたご年配の方も多いようなので、
ぜひ大豆加工品の支出といいますか、摂取を伸ばしていただきたいですね。

他にも、「教養娯楽サービス」の項目には、
「宿泊費」「パック旅行費」等があります。
ご推察通り、「パック旅行費」は減少傾向、「宿泊費」は増加傾向です。

個人客が増えているわけですが、
増加しているといっても、平成19年から100円アップ。
平成25年の1か月の支出額の平均は、1,546円。
年間で18,559円。
これが一世帯あたりですから、やはり集客対策には気が抜けませんね。

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オフィス ラスト・リゾート  松本 眞由美
(中小企業診断士・ITコーディネータ・医療経営士2級)
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