*おいしそうなぼた餅の絵を描くのも、経営者の仕事

以前、「人は人のために生きてこそ人」という記事で、
経営において経営理念が必要というお話をしました。

「ミッション」=使命・存在意義
誰のために、何をできるのか?どんな役に立つのか?

「ビジョン」=あるべき姿・将来像
組織としての方向性・目標

「バリュー」=価値観
ミッションをもとに、ビジョンを実現するための行動規範・判断基準

こうして文字で書くと、固いですね~。

こう見聞きして、
なるほど、そうか!とポンと膝を打つ人ばかりではなく、

そんなことはあたりまえじゃないか?
別に書き出さなくても、アタマの中で考えています、
と、経営者の方の反応はさまざまです。

中には、結局、「絵にかいた餅」でしょ?という感想も。

ユニクロは、「新しい産業をつくる」と柳井社長が宣言しています。
「服を変え、常識を変え、世界を変えていく」というメッセージも発信しています。

言葉にすることで、社内で同じ方向をめざす目標がわかります。
お客さまに、どんな店が伝えることができます。

経営者のアタマの中で考えているだけでは、誰も見ることはできませんから、
共有も共感もできませんね。

おいしそうなぼた餅、描いてみましょう。
描いて、社内で発表しましょう。
マイナスの意見もあるかもしれません。
描き直しが必要かもしれません。
そうして、ブラッシュアップしていったぼた餅は、
みんなに喜んでもらえることでしょう。

喜んでもらえれば、それはぼた餅の代金として売上につながります。

そんな理屈より、明日の売上に困っていると思うなら、
考え方を変えることをおすすめします。

ミッション・ビジョンは経営の軸・組織の軸です。
軸が定まらない会社は信頼を得にくいものですし、
結果、集客もできにくい、売上もつくりにくいという
マイナスの循環に陥っていることが多いようです。

おいしそうなぼた餅、描くのも、経営者の仕事のうち、です。

ブラック企業とも言われるユニクロを例にあげても、納得できないといわれるかもしれませんが、
失われた10年、20年と、マスコミが勝手に作り上げたマイナス志向の風潮の一方で、
ユニクロがどんどん成長しているのはなぜでしょう?
そんなこともあわせて考えてみてくださいね。

こちらは、柳井社長のバックボーンともいえるドラッカーのお話。
マネジメントの父といわれた経営学者ドラッカーを語っていらっしゃいます。
よろしかったら。

柳井正 わがドラッカー流経営論

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オフィス ラスト・リゾート 松本 眞由美
中小企業診断士・ITコーディネータ・医療経営士2級
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