*ぷるぷるポリマーにさよならを~「ウソをつく化粧品」

子どもの頃から皮膚がかぶれやすく、
外の遊び禁止令をお医者さんから何度も言いわたされたりしたものですが、
それでも、なんとか暮らしている今日この頃。
時々、突然わけのわからない湿疹でびっくりしますが、
それにも慣れてきて・・・というのも、年の功(^^;)

20代後半にアトピーと診断された時には、
こんなに大きくなってアトピー?と疑問に思い、
いろいろな本を読んでみたものですが、今ではすっかり忘れてしまいました。

ただ一つだけ覚えていることは、
とある小児科の先生のご著書の一節です。

「アトピーだから治らない」と子どもに言ったら、
子供はもう治らないものと思い込むから、
それだけは注意して言わないようにということ。

実際、子どもの頃はまだ皮膚が弱くても、だんだん治ってくることも多いようですね。

そんなこんなで、
ひどい化粧かぶれになったことはありませんが、
時々、何かの拍子に原因不明で顔がかぶれますので、
化粧品にも気をつけているつもりでした。

ところが、この本を読むと、どうもまだまだ勉強不足だったようです。

ウソをつく化粧品

あっという間にぷるぷる、もちもち肌の功労者「合成ポリマー」。
実は、お肌には迷惑な存在だったようです。
しかも、
植物由来のすべてが「薬」ではなく「毒」になるおそれも指摘されています。
たしかに、草むらに入ってはいけないと、よく注意されていました。

本では、
皮膚の構造から丁寧に説明していますので、
合成ポリマーのナニが問題か、よくわかります。
(かなり専門的なので、書くのはやめますが)

合成ポリマーといえば、
赤ちゃんのおむつや犬のおしっこシートに使われていますね。
うちのわんこが子供の頃、あのシートを遊びで噛んでしまい
困ったモノでした。
甘いので、うっかり中のポリマーを食べてしまうわんこもいるようで、
おなか(胃)の中で膨らんで大変なことになる・・・らしいので、
以来、我が家では使用していません。

もちろん化粧品用として安全なものもあるようですが、
ぷるぷるポリマーのおかげで、もちもちハリのあるお肌でいても、
取れば元通りなわけです。

今使っているスキンケア化粧品、ファンデーションの成分を眺めたら、
すべてポリマー入りでした。。。
もっと自分の肌の力を強くしたほうがいいという著者の言葉にひかれ、
さっそく肌断食を始めました。
影響されやすい(^^;)。。

著者は株式会社東京美容科学研究所の代表ですが、
自社の化粧品の製造販売もしていますので、
結局、本は宣伝用ではと思われる方もいらっしゃるかもしれません。
受け取り方はヒトそれぞれですものね。

どんなことでも、
今までの既成概念に一石を投じるのは勇気がいります。
多くの人の先入観を覆し、自説を納得してもらうためには
いろいろな側面からのアプローチが必要ですよね。
著著だったり、自社の商品だったり、お試し会とか、セミナー等々。

石けんによるアレルギーの問題にしても、
白斑問題にしても、
女性にとっては良かれと思って使っていたもので
自分の顔に悪影響が出たのは、本当に痛ましいことです。
そんな会社が今でも営業をし続けていられるのも疑問です。
とにかく賠償をしっかりしていただければと思います。

一方、この本には、著書の会社の商品名はまったく出ていません。
自社商品を使わなくてもいいから、
もっと成分に気をつかってほしいというメッセージを
私は受け取りました。
経営者として腹をくくっている方だと思います。

化粧が本当に必要か?
その必要度はヒトによりけりですが、
少なくとも安全性だけは確保していただきたいと思います。

私にとってお化粧は服と同じで、
誰かに会う時の礼儀みたいなものですが、
その時々の流行りのメイクをしてみるのも楽しみの一つ。
ちょっと違った自分に出会う楽しみでしょうか?

それにしても、今までの化粧品はアウトのようなので、
今後をどうしたものやら?
こうして悩むのも買い物の楽しみの一つですね。
そう思うのは、女性特有のようですが(^^;)

  

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