*「人は人のために生きてこそ人」
昨日、NHKのEテレにゲストとして登場していたのは、
ジャパネットたかたの高田明前社長でした。
そのお話しなさる内容のはしばしに、
お客さまに喜んでもらえるためにという想いが感じられました。
そして、この言葉が好きだというお話も。
「人は人のために生きてこそ人」
これは、豊臣秀吉が竹中半兵衛を説得する時に言った言葉だそうです。
昔のことなので、真偽はわかりませんが、
今では、
お客さまを思って商売を続けてきた高田社長ご自身の言葉と言ってもいいのではないでしょうか?
あの甲高い声が苦手という方もいらっしゃるようですが、
台本通りにクールに世の中を評するより、
だんだんハイテンションになっていく方が人間味がありますよね。
それほどの熱意で、お客さまに接していますか?
私はマーケティングのお話をする機会があると、
よく、この本を紹介させていただきます。
高田社長がどんな想いで今までビジネスに携わってきたのかが、よくわかります。
インタビュー本なので、
ほめたたえているんじゃないか、
上げ底じゃないかと思われる方もいらっしゃるかもしれません。
そんなことを差し引きしても、
一代でここまで築かれたのは素晴らしいことではないでしょうか?
高度経済成長でも、バブルでもない時期に伸びているのは、
それだけ顧客に支持されているからです。
なぜ顧客はこの会社を支持してくれるのか。
経営には、ミッション(使命)・ビジョン(将来像)・ゴール(数値計画)が必要だと
理屈で聞いても、
それが売上高や利益にどう関わるのか、ピンとこないことも多いと思います。
その経営者の想い、ミッション・ビジョン・ゴールの重要性は
本当に厳しい経営環境の時こそわかります。
特に、ミッション。
使命とも訳され、存在意義とも訳されます。
自社は誰のためにあるのか、何ができるのか、ということですね。
これをよりどころに会社は再生できます。
社内がガタガタとしても、このミッションを元にまとまることができるのです。
もし、今、経営状況が苦しいのであれば、
このミッションの種ともいうべき経営者の想いをまとめてみましょう。
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